もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #22(グアテマラ/エチオピア)


#1で基本的な方針や経緯について書いています。


  


<2023年10月>


🇬🇹 グアテマラ リンダビスタ農園 イエローナンセ ブラックハニー


地域:サンタロッサ県アヤルサ地区
生産者:リンダビスタ農園(Pablo Arturo Chuy Flores氏)
精製方法:Semi-Washed(Honey:Black)
品種:Yellow Nance(黄色く熟すチェリーの総称)
Roast:City(中深煎り)
Roaster:中珈琲(東京/町田)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:88℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


グアテマラでは珍しいブラックハニーのもの。しかもイエローナンセ限定。


葡萄やパイナップルのようでもある、複雑で爽やかな果実味が面白い。ジューシー。


香りは葡萄のほうかな、、、これも珍しい。


それをちゃんとグアテマラらしいカカオ感が包み込む。


グアテマラといえば柑橘系の酸とカカオ感で、分かりやすく飲みやすい珈琲の代表だけど、こうやってブラックハニーにもなると複雑な味わいになるね。



🇬🇹 グアテマラ オリエンテ ナチュラル


地域:オリエンテ地区(マタケスクイントラ, アヤルサなど)
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Caturra, Bourbonなど
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Socket roast works(静岡/御殿場)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★☆☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:88℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


まず、カカオとワインが溶けあったような香りが印象的。


口に含むと苺のような赤い果実味が、カカオ系の苦さとボディに包まれてやってくる。


アフターは完全にカカオの香り。
とても長く続く。



🇪🇹 エチオピア イルガチェフェ アダメ・マリゾョ


地域:ゲデオ(Zone)ゲデブ(Woreda)ウォルカ(Kebele)アダメ・マリゾョ村
生産者:小農家(アダメ・マリゾョ村の小農家)
精製方法:Natural
品種:Heirloom(原生種)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:石かわ珈琲(神奈川/北鎌倉)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:87℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)
その他:20g/250cc、メッシュ4.0


北鎌倉にある石かわ珈琲さんに訪れてみた。


近年、サードウェーブを中心とする珈琲ブームが激しい鎌倉〜江ノ島エリアだが、北鎌倉の駅から少し外れた住宅街でひっそりと20年近くお店を構えている。人混みがなく快適なうえ、珈琲も素晴らしい。


手に入れたのはイルガチェフェのウォルカKebele、さらにアダメマリゾョという集落指定まであるロット。前に飲んだウリ村もウォルカKebeleの集落だった。


香りは派手ではないが果実味が爽やかでジューシー。桃を思わせるボディと甘さをともなう果実味が口の中いっぱいに広がる。ややライムのようなシトラスも感じるような気もするが、どっちつかず。


たまにこういう刺激的な珈琲に出会うから珈琲は楽しい、やめられない。



🇪🇹 エチオピア シダマ ファロ


地域:シダマ州デール(Zone)ウェンショウ(Woreda)ファロ(Kebele)
生産者:小農家(ファロWS周辺)
精製方法:Fully Washed
品種:Heirloom(原生種)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:石かわ珈琲(神奈川/北鎌倉)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc、泡落とさない


口に含んだ瞬間に焦がしキャラメルの香ばしさを感じ、その後はライムを思わせるシトラス系の酸と果実味がやってきて、爽やかさが第一印象。


冷めてくるとレモングラスのような軽やかなハーブや紅茶のようなニュアンスもあり、シダマのテロワールがはっきりクリーンに出ているように思える。


流行りのベリー系派手派手イルガチェフェやグジとは対照的な、伝統的なシトラス系エチオピア。うまい。蕪木のベンサ的。




🇪🇹 エチオピア イルガチェフェ G1 "ベレカ"


地域:ゲデオ(Zone)イルガチェフェ(Woreda)
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed
品種:Heirloom(原生種)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:ROSSi Roastery and Cafe(静岡/静岡市葵区)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:93℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc、泡は落とし気味


ロッシがエチオピアを置いてくれるようになって嬉しい。今度はイルガチェフェのWashed。


クリーンさが際立つイルガチェフェで、ほんのり柑橘のような酸がありながら、果実味はブドウ、口当たりは柔らかく紅茶のような味わい。


イルガチェフェの中でも派手ではないタイプで飲みやすいものの、特有の花のような香りがアフターに残る。Washedならではの、上品で綺麗な香り。



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