もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #21(ミャンマー/ブラジル/タンザニア/タイ/エチオピア)


#1で基本的な方針や経緯について書いています。


  


<2023年9月~10月>


🇲🇲 ミャンマー ジーニアス シャン ステート


地域:シャン州ユアンガン
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed(Anaerobic Fermentation)
品種:Caturra, Catuai, San Ramon
Roast:French(深煎り)
Roaster:tak beans(東京/聖蹟桜ヶ丘)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:ORIGAMI DRIPPER Air
温度:88℃
速度:早め(前半1/3ゆっくり、後半2/3早め)


tak beansのミャンマー
思えばここで初めてミャンマーの珈琲に出会った気がする。


フレンチまで火が入っているため香ばしくややスモーキー。


最初いつも通りフラワーで淹れたらカカオ系のボディと苦さが前に出て、割と普通な味わいになってしまった。


次にお店と同じくORIGAMIで淹れたら個性的なスパイシーなニュアンスが抜けてきた。ボディと苦さは抑えられて軽やかな味わいになったけど、このスパイシー感で面白い味わいに。


このスパイシーな感じはやはり嫌気性発酵由来なのかな。飲みやすくも個性的な仕上がり。



🇧🇷 ブラジル 吉松農園 "ジアマンチーナヨシマツ"


地域:ミナスジェライス州ジアマンチーナ
生産者:吉松農園
精製方法:Natural
品種:Mundo Novo, Catuai, Catucai
Roast:City(中深煎り)
Rostder:untitled coffee(山口/美祢)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:87℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


珈琲貿易で手に入れた山口は美祢にある、untitled coffeeさんのジアマンチーナヨシマツ。


シティローストのものは初めて飲んだ。


ヨシマツらしい少しハーバルなナッツ感がシティローストによる紅茶感と相まって、とても飲みやすい。


ネルだともっとボディがあって、とろっと甘い感じになるのかなと想像。
少しでも近づけたくスリーフォーで浸漬気味に。


美味く出せた気はする。



🇹🇿 タンザニア ンゴロンゴロ AA


地域: タンザニア北部ンゴロンゴロ国立公園付近
生産者:コンゴニ農園(アガワルファミリー)
精製方法:Fully Washed
品種:Kent(Heirloom系)

           Bourbon, SL39
Roast:Full City(中深煎り)
Rostder:ao coffee roaster(埼玉/川口)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:90℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


珈琲貿易の品。久々のタンザニア。
林檎から柑橘っぽいがやや燻んだ印象の酸味と、ナッツともカカオと取れる絶妙な苦さ、ボディは比較的軽く感じ、どこかシャキッとした味わい。


久々に俗に言うキリマンジャロを飲んだ。これはこれでやっぱり個性だよね。


深めの焙煎でもスッキリ&シャキッとな味わいが欲しいときにキリマンジャロは重宝。


普段はエチオピアナチュラルみたいにボディがドーン、香味がドーンみたいなドンシャリばかりだから、たまにいいね。



🇹🇭 タイ チェンライ "ドイトゥン"


地域:チェンライ ドイトゥン
生産者:小農家(ドイトゥン開発プロジェクト)
精製方法:Fully Washed
品種:Catimor, Typica
Roast:Full City(中深煎り)
Rostder:405 coffee roaster(神奈川/横浜)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★☆☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:87℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


珈琲貿易の品。香りも味も派手じゃない、安心感のある味わいのドイトゥン珈琲をいただいた。タイもいろいろ面白いね。


含み香は焦がしキャラメルとナッツ感。
果実味は控えめでアフターはすっきり。


総じて、カチモールやティピカのWashedらしいクリーンで飲みやすい珈琲。



🇪🇹 エチオピア グジ G1 ウラガ ナチュラル


地域:グジ(Zone)ウラガ(Woreda),
   ウェストグジ(Zone)ケルチャ(Woreda)ソロモ(Kebele)
生産者:小農家(ゼレラム農協)
精製方法:Natural
品種:Heirloom(在来品種)
Roast:Full City(中深煎り)
Rostder:THE COFFEE STAND(沖縄/那覇)


苦味  ★☆☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(1/3ずつ速度変えず均等に)


珈琲貿易の品。美味いエチオピアだ!


柔らかな口当たりから、まず桃やアプリコットのような白〜ピンクの果実味を感じて、アフターにはアールグレイの芳香やブルーベリーのようなやや落ち着いた果実味がやってきた。


グジゾーンのテロワールが少し分かってきた気がするぞ。だいたい果実味と芳香は白〜ピンク〜紫とか黒で、比較的落ち着いた華やかさな気がする。


イルガチェフェの果実味は黄色とか、モノによっては赤〜黒みたいな派手派手なやつ(そういのは香りもドーン!)もある絢爛な華やかさ。


1回きりだから少しシャバッとしてしまったかな。ちゃんと淹れたらもっとボディが出てワインみたいな味わいにもなりそうな予感。どうだろう。



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