もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #17(エチオピア/コロンビア/ウガンダ/エルサルバドル)

#1で基本的な方針や経緯について書いています。


  


<2023年7月~8月


🇪🇹 エチオピア "モカ・ベンサ"


地域:シダモ(Zone)ベンサ(Woreda)
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed
品種:Heirloom
Roast:City(中深煎り)
Roaster:蕪木(東京/蔵前)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:泡は落としすぎない


シトラスを思わせる透き通った酸を甘さが包み込む。レモンだね。


ジャスミンのような華やかな香りもあり、その点は王道のイルガチェフェに近いような。


ここはグジ系(もとはシダモ)が出回り始めてからやや名前を聞かなくなったシダモゾーン。ベンサという地域のものは初めて飲んだけど、これが本来のシダマテイストらしい。


グジは強烈なベリー系だった。確かにあれはもう本来のシダマとは別物なのかもしれない。





🇨🇴 コロンビア エルパライソ農園 ダブルアナエロビックファーメンテーション "ライチ"


地域:カウカ県ピエンダモ地区
生産者:エルパライソ農園
精製方法:Fully Washed(Double Anaerobic Fermentation)
品種:Castillo(Timor Hybrid-Caturra系)
Roast:City(中深煎り)
Roaster:Freshness Coffee Roaster(神奈川/相模原)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:泡は落としすぎない


コロンビアの尖ったゲテモノシリーズ。


かなり昔におそらくCOEで優勝したときのクロップを飲んだことがある。
そのときは "ライチ" という名前はなく、ただのアナエロビックだった気がする。


今回はもはや商品名に"ライチ"をつける尖りっぷり。
しかも中国と似たような2回嫌気性発酵をさせるやつ。(より管理されているようだが)


"ライチ" に引っ張られてるのもある気はするが確かにライチっぽい。
香りはシドラのナチュラルと似たようなドライストロベリー感。


酸も独特で柑橘のような、梅のような感じ。
シドラのものほど刺激はない印象。


あえて先入観を抱かせて、それとの共通点や相違点で楽しませるやり方かな?
面白いかも。



🇺🇬 ウガンダ ブランブリ


地域:東部マウントエルゴン西部ブランブリ県
生産者:小農家とブランブリWSのメンバー
精製方法:Fully Washed
品種:SL34, SL28, SL14
Roast:City(中深煎り)
Roaster:OBSCURA COFFEE ROASTERS(東京/三軒茶屋)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:泡は落としすぎない


キャラメル系の甘さの中にケニアっぽい爽やかなチェリーやラズベリーに似た果実味。


香ばしいような、スパイシーなニュアンスもあり、どことなく烏龍茶を感じる。


従来のブゴエのものより派手さが弱まり、香辛料や赤〜黒い果実のフレーバーでしっとりした印象。



🇪🇹 エチオピア コチャレ ナチュラル


地域:ゲデオ(Zone)コチャレ(Woreda)
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


ミルクチョコレートやマンゴーのような、ラウンドな甘さの中に優しく、桃系の果実味を感じる。とくに余韻に強い。


どことなくスパイシーなニュアンスも。


あの発酵からくる花のような芳香は主張しすぎないけど、静か華やかな感じが王道イルガチェフェ。



🇸🇻 エルサルバドル ベッキアモンツァ農園 アナエロビック


地域:ウスルタン県ベルリン テカパ・チナメカ山
生産者:ベッキアモンツァ農園(ボルゴノーヴォ・ファミリー)
精製方法:Natural(Anaerobic Fermentation)
品種: SL34
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


チョコレートのようなボディに包まれ、ほんのり、独特な柑橘系の酸と果実味を感じる。


柔らかい印象ながら、どこかスパイシーな表情もあるような。
アナエロらしさなのかな。


×

非ログインユーザーとして返信する