もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #16(エチオピア/イエメン/エルサルバドル/インドネシア)


#1で基本的な方針や経緯について書いています。


  


<2023年6月~7月>


🇪🇹 エチオピア チェルベサ ナチュラル


地域:ゲデオ(Zone)ゲデブ(Woreda)ウォルカ(K ebele)チェルベサ村
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:City(中煎り)
Roaster:sonoda coffee(山口/美祢)


苦味  ★☆☆☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


優しく甘い苺の果実味、ボディのある桃系の果実味が美味しい。


全体的に派手な感じではないが明るさはある。


ただイメージは王道イルガチェフェの黄色い果実ではなく、やっぱり黒い果実。


同じくウォルカ地区でもサカロというよりはウリのやつが近いかな。



🇾🇪 イエメン モカ マタリ バニーマタル


地域:サナア州バニーマタル地区
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Typica, Bourbon(イエメン原種)
Roast:French(深煎り)
Roaster:sonoda coffee(山口/美祢)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ☆☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


今クロップはやばいかも。


sonodaのバニーマタルは実は初めてで、去年のクロップをsatie coffeeで飲んだ振りのバニーマタル。


去年のバニーマタルも良かったけど、たぶん今回の方が好き。


少し発酵しているからか、イエメンらしい燻されたような、お香のような、タバコのような、複雑な香りが強い。


Mr. Sonoda曰く木樽らしい。語彙力がほしい。


そして何より、今クロップは甘い。


下手したらイブラヒムよりも甘い気さえする。


イエメンの香りを突き抜けて甘さが伝わってくるくらい甘みが強い。甘味が燻られているかのよう。


果実味はあるけど何の果実かは分からない。なんらか柑橘っぽい感覚はある。




🇮🇩 インドネシア "マンデリン スマトラタイガー"


地域:北スマトラ州リントン, シボロンボロン, ドロックサングール
生産者:小農家
精製方法:Semi Washed(Sumatran Process)
品種:Typica
   Sigarar Utang(Timor Hybrid-Bourbon系)
   Ateng(Timor Hybrid-Caturra系)
   Jember (S795)(Liberica-Arabica系)
Roast:Full City(深煎り)
Roaster:てらす珈琲(神奈川/相模原)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ☆☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:93℃
速度:普通(1/3ずつ均等に速度変えず)


檜的な樹木のニュアンスと、マンデリンらしいハーバルでアーシーな香りが豊潤。


ザ・マンデリン。マンデリン of マンデリン。パンチつよつよな豆。


🇸🇻 エルサルバドル シベリア農園 レッドブルボン ナチュラル


地域:アワチャパン県アパネカ
生産者:シベリア農園
精製方法:Natural
品種:Bourbon
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:てらす珈琲(神奈川/相模原)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★☆☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:93℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


初めて飲んだエルサルバドル、シベリア農園のナチュラル。レッドブルボンというが要は普通のブルボン(たぶん多品種栽培で色の違うブルボンもあるから混ざっていないことを強調している)


強い味がする系ではなくあっさりしたナチュラルの印象。果実味も仄かで明るいベリー系か、柑橘系との中間のニュアンス。プラムみたいな表現になるのかな。


ナチュラルらしいワイニーな、お酒のような感じはしっかりしていていい感じ。


エチオピアやイエメン以外のナチュラルがどんどん美味しくなってて今後に期待。



🇪🇹 エチオピア イルガチェフェ スケ ナチュラル


地域:ゲデオ(Zone)イルガチェフェ(Woreda)ハル(Kebele)/スケ(Kebele)
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:bnei coffee(東京/阿佐ヶ谷)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(1/3ずつ均等に速度変えず)


ナチュラルとは思えないクリーンな味わい。


チョコレートのような甘さとボディの奥に、静かに華やかな花の香りとベリーを感じる。


最初に一瞬レーズンのような、お酒のような、スパイシーな香りがふわっと。含み香の花の中にも感じる。


イルガチェフェの中でも複雑な方かもしれない。ナチュラルでここまで色々感じられるのは中々ないかも。


派手じゃない、旨味のあるイルガチェフェナチュラル。


bneiさんの焙煎がイケイケだ。



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