もぐら珈琲録 #15(エチオピア/コロンビア/イエメン/ケニア)
#1 で基本的な方針や経緯について書いてます。
<2023年5月~6月>
🇪🇹 エチオピア イルガチェフェ G1 ハフーサ農園 ナチュラル
地域:ゲデオ(Zone)イルガチェフェ(Woreda)ゲタチャウ(Kebele)
生産者:ハフーサ農園
精製方法:Natural
品種:Wolisho(Heirloom系)
Roast:City(中煎り)
Roaster:sonoda coffee(山口/美祢)
苦味 ★☆☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
桃のような果実味に、明るい、爽やかな柑橘系の酸が美味しい。
ザ・イルガチェフェな感じで、柑橘系の華やかな香りもアフターに残る。
Mr. Sonodaによると "柑橘の花" らしい
(知らない香り)
語彙力が欲しい。
🇪🇹 エチオピア ハラール ボールドグレイン
地域:ハラール(Zone)
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:原生種(Bold Grain)
Roast:French(深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)
苦味 ★★★☆☆
酸味 ☆☆☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★★★☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:90℃
速度:普通(1/3ずつ均等に速度変えず)
モカハラーの高級品であるボールドグレイン。
チョコレートのような甘さの中に仄かに芳る、花のようなモカ香と酒のニュアンス。
そして本当に少しだけ、ベリー系の果実味もあるような。
果実味爆発系エチオピアばかり飲んでたから、久しぶりのこの感覚。
伝統的エチオピアナチュラルおいしいね
🇨🇴 コロンビア ファン・マルティン農園 シドラ ナチュラル
地域:カウカ県 ソタラ ラ・ポブラセーニャ
生産者:ファン・マルティン農園
精製方法:Natural
品種:Sidra(Borbon-Typica系)
Roast:City(中煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)
苦味 ★☆☆☆☆
酸味 ★★★☆☆
果実味 ★★★★★
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★☆☆☆
香り ★★★★☆
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
巷で話題のシドラ種をsatie coffeeさんが扱っていたので買わざるを得なかった。
あまりにも苺すぎる香りと果実味。
酸味はリンゴ系のとても爽やかな質感。
ここまで来ると世の中の珈琲とは別物。
ジュースかな?
昔コロンビアのエルパライソ農園のアナエロビックのもの(品種は普通)を飲んだことがあるけど、これととても似ている気がする。
ただ今回の方がよりアフターが甘くてボディがあるような気がした。昔の記憶だからアテにはならない。
🇾🇪 イエメン モカ イスマイリ "アラビアンセレクション"
地域:バニーイスマイル地区
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Buraa'i(原生種)
Roast:French(深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)
苦味 ★★★★☆
酸味 ☆☆☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★★★☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:87℃
速度:普通(1/3ずつ均等に速度変えず)
モカ・マタリなのかモカ・イスマイリなのかバニーイスマイリなのか。
イエメンの名付け方は未だ謎が多いね。
重厚な苦味とスパイス感、ハーブ感、そしてイエメンならではの甘さが美味しい。
そしてsatieのモクモク焙煎が、もとのイエメンのスモーキー感をより増強していて素晴らしいね、、、
🇰🇪 ケニア ンダロイニ AA
地域:ニエリ地区
生産者:ンダロイニファクトリー(ギカンダ農協)
精製方法:Fully Washed(Kenya Process)
品種:SL28, SL34, Batian, Ruiru11
Roast:City(中深煎り)
Roaster:OBSCURA COFFEE ROASTERS(東京/三軒茶屋)
苦味 ★★★☆☆
酸味 ★★★☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:泡はあまり落とさない
ベリーのような、柑橘のような、カシスやラズベリーに似た果実味が美味しい。
そして黒糖やカラメルのような甘さとボディが果実味を包み込む感覚。
そしてOBSCURAの深すぎず浅すぎずクリーンな焙煎が、ケニアと良い相性な気がする。
Washedならケニアしか勝たんかもしれない。