もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #13(エチオピア/ブラジル/コスタリカ/インドネシア)



#1 で基本的な方針や経緯について書いてます。
 

  


<2023年3月〜4月>


🇪🇹 エチオピア グジ ウラガ レッドハニー


地域:グジ(Zone)ウラガ(Woreda)
           ウェストグジ(Zone)ケルチャ(Woreda)ソロモ(Kebele)
生産者:小農家
精製方法:Pulped Natural(Honey:Red)(ゼレラムWSで精製)
品種:Heirloom(在来品種)
Roast:Italian(極深煎り)
Roaster:珈琲サイ(東京/中野新橋)


苦味  ★★★★☆
酸味  ☆☆☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:ORIGAMI DRIPPER Air
温度:87℃
速度:速め(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


中野新橋のイケてる味と雰囲気の珈琲サイ。


エチオピア グジのレッドハニー精製という珍しいものを見つけたので買ってみた。


「ペーパーで淹れても美味しくないと売れないんですよね笑」と仰っていた通りの味。


ここまで深くて甘さが際立つのは凄い。
Mr. Sonodaも「甘さは火の入れ方」と仰っていた。焙煎の世界は面白そう。


エチオピアならではのフローラルな香りは派手ではなく静かに、枯れた印象に仕上がっていて、ベリー的な果実味はスパイス感を帯びる。


フレンドリーなマスターと交流できた。
おすすめのお店には行かないと。




🇧🇷 ブラジル "ジアマンチーナヨシマツ"


地域:ミナスジェライス州ジアマンチーナ
生産者:吉松農園
精製方法:Natural
品種:Mundo Novo, Catuai, Catucai
Roast:City(中深煎り)
Roaster:カフェ・ド・カルモ(東京/昭島)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:やや速め(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


カフェ・ド・カルモで変わったブラジルを試しに。"ジアマンチーナヨシマツ" というインパクトあるブランド名。


マンデリンほど強くはないか個性的なハーブ感があり、普通のナッティなブラジルとは違う。


加えてイエメンモカに似た独特な甘さとスモーキー感もあるがボディは比較的軽めで、このバランスが面白い。



🇨🇷 コスタリカ "ジャガー" SHB アナエロビック


地域:コスタリカ トレスリオス地方, タラズ地方
生産者:小農家(800世帯)
精製方法:Natural(Anaerobic Fermentation)
品種:Cattura, Catuaiなど
Roast:City(中煎り)
Roaster:珈琲生活館(東京/八王子)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


コスタリカの"ジャガー"の名を冠する嫌気性発酵プロセスの豆。買うと絶滅危惧種ジャガー保護に寄付金が出るらしい。へー。


インパクトがありながら飲みやすい珈琲。


アナエロビックならではの複雑なスパイシー、ワイニーな香味が際立ち、しかもクリーンな味わい。


これだけ強烈な香味を持ちながらもボディはしっかりしていて、甘味も素晴らしい。


🇮🇩 インドネシア "マンデリン" G1


地域:北スマトラ州 フンムバン・ハスンドゥタン県 ポルン地区
生産者:単一農園(アルフィナー ・ルンバンガオルさん)
精製方法:Fully Washed(Sumatran Process)
品種:Sigarar Utang(Catimor), Typica, SL-795
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:珈琲生活館(東京/八王子)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:88℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


たまに飲みたくなってしまうマンデリン。


このマンデリンはボディしっかり、ねっとりとしたマンゴーのような甘みがいい。


それでいて、かなりしっかりアーシーでハーバルな香りも主張していて美味しい。


口に含む前もマンデリン、含んだ後もマンデリン。


ヘビーなマンデリンは、苦味とボディとアーシーの暴力で甘味は消えがちなイメージだけど、このマンデリンの甘味は素晴らしい。



🇪🇹 エチオピア "モカ・ヤンニハラール"


地域:ハラール(Zone)ジェルジェルツー村
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Abyssinia(Java, Long berry)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaser:蕪木(東京/蔵前)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:スリーフォードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


少しマニアックな店の少しマニアックなエチオピア。


よくあるベリー系果実味が弾けるようなエチオピアとは異なる、枯れた印象のエチオピア。


決して華やかではないウッディ、そしてどこかスパイシーな含み香と、それを包み込むねっとりとした甘さ。


若干の柑橘系の酸と、ローストナッツのような香ばしさもある。



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