#1 で基本事項や経緯について書いています。

　　

＜2023年2月～2023年3月＞

🇨🇳 中国 天空農園 Double Fermentation Natural

地域：雲南省 保山市 潞江垻
生産者：天空農園
精製方法：Natural（Double Fermentation）
品種：Catimor他
Roast：Full City（中深煎り）
Roaster：ザグリ珈琲（東京/阿佐ヶ谷）

苦味　　★★★★☆
酸味　　★★☆☆☆
果実味　★★★☆☆
甘味　　★★★☆☆
ボディ　★★★☆☆
香り　　★★★★☆

［抽出方針］
Dripper：フラワードリッパー
温度：87℃
速度：普通（前半1/3じっくり→後半2/3速く）

唯一無二の、香ばしいような、他の珈琲では感じられないような独特な香りが強烈。
（独特な香りというか、中華料理屋の排気ダクト）（まずそう）

カカオ系のコクとハーブ（ミント）のような清涼感がキレのある苦味とともにやってくる。

個性的な苦味の感触で、いろいろ試したものの、ザラつきが出ているとも捉えられる。

泡次第である程度消せる気がするが、消すべきかは好みによる。今年のロットは発酵し過ぎているという見解もある。

甘味はしっかりしていて、ベリーやチェリーのような甘さを感じられる。

ザグリ珈琲HP
https://zaguri.tokyo/

🇵🇪 ペルー "アルパカ" JASオーガニック

地域：カハマルカ州 サンイグナシオ市, ハエン市
生産者：小農家（APROCASSI農協所属）
精製方法：Fully Washed
品種：Caturra（Bourbon系）
　　　Pache（Typica系）
　　　Catuai（Bourn-Typica系）
　　　Catimor（Canephora-Arabica系）
　　　Typica
　　　Bourbonなど
Roast：French（深煎り）
Roaster：自家焙煎珈琲 百珈 -もか-（静岡/掛川）

苦味　　★★★☆☆
酸味　　★★★☆☆
果実味　★☆☆☆☆
甘味　　★★★☆☆
ボディ　★★☆☆☆
香り　　★★★☆☆

［抽出方針］
Dripper：スリーフォードリッパー
温度：88℃
速度：普通（1/3ずつ均等に速度変えず）

ペルーのオーガニック。
"アルパカ" って名前が面白い。

特別に突出した味があるわけでもなく、バランスのいい珈琲。

チョコレート系のコクとナッツ系の香り、百珈のフレンチな焙煎によって香ばしさもある。

このマイルドな感じはティピカ系かな？
色々混ざっているけどティピカの影響が大きい気がする。

🇨🇷 コスタリカ サン・ルイス ハニー

地域：ウェストバレー地域 サンルイス・デ・ガルシア地区
生産者：マイクロミル（アレクサンダー家）
精製方法：Pulped Natural（Honey Process：Yellow）
品種：Villa Sarchi（Bourbon系）
Roast：French（深煎り）
Roaster：自家焙煎珈琲工房ロッシュ（福岡/福岡）

［抽出方針］
Dripper：スリーフォードリッパー
温度：87℃
速度：普通（1/3ずつ均等に速度変えず）

苦味　　★★★☆☆
酸味　　★★☆☆☆
果実味　★★★☆☆
甘味　　★★★☆☆
ボディ　★★★☆☆
香り　　★★★☆☆

比較的ボディは軽めでスッキリした味わい。
クリーンですね。

Honey（Pulped Natural）製法はナチュラルとウォッシュの中間的なものだが、これはウォッシュに近い味わい。

苦味にキレがあり甘みを感じる。黒糖的なニュアンスかな。
派手ではない柑橘系の果実味がスッと通り抜けてくる感じが上品。

（公式Facebook）

🇹🇭 タイ チェンライ ドイパンコン ナチュラル

地域：チェンライ地区
生産者：小農家（ドイパンコン所属）
精製方法：Fully Washed
品種：Catuai, Typica, Chiang Mai（Bourbon）
Roast：Full City（中深煎り）
Roaster：双実堂コーヒー（神奈川/横浜）

苦味　　★★☆☆☆
酸味　　★★☆☆☆
果実味　★★★☆☆
甘味　　★★★☆☆
ボディ　★★★☆☆
香り　　★★★★☆

［抽出方針］
Dripper：フラワードリッパー
温度：92℃
速度：普通（前半1/3じっくり→後半2/3速く）

しっかりめのボディと強い発酵香で赤ワインのようなテイスト。ワイニーワイニー。

チョコレート系の甘さに、シティローストならではの明るいベリー系の果実味。

シティローストとは聞いているけどフルシティに近いくらい火が入っていて良い感じ。

2022年クロップは美味しかった。2023年クロップも期待だね。

🇹🇱 東ティモール レティフォホ レウバサ村

地域：エルメラ県レティフォホ群レウバサ村
生産者：小農家
精製方法：Fully Washed
品種：Typica
Roast：City（中深煎り）
Roaster：BEYOND COFFEE ROASTERS（兵庫/神戸）

苦味　　★★☆☆☆
酸味　　★★★☆☆
果実味　★★★☆☆
甘味　　★★★☆☆
ボディ　★★☆☆☆
香り　　★★★★☆

［抽出方針］
Dripper：フラワードリッパー
温度：92℃
速度：普通（前半1/3じっくり→後半2/3速く）

"Fear, and Loathing in Las Vegas" のベーシスト、Tetsuyaさんにオススメしていただいた神戸のBEYOND COFFEE ROASTERSで購入。

東ティモールの中でもかなりストロングな味がする（?）。

複雑な甘さとジューシーな酸と果実感。蜂蜜のような甘さと柑橘系、シトラスっぽい果実味に、どことなくナッティーな感触も。

同じフルウォッシュのティピカでも、アフリカとオセアニアでここまで差が出るのは興味深い。ティピカといえばマイルドでナッツとも限らないところが面白い。