もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #24(中国/ペルー/エチオピア)


#1で基本的な方針や経緯について書いています。


  


<2023年11月>


🇨🇳 中国 天空農園 プーアル ナチュラル ダブルファーメンテーション


地域:雲南省 保山市 潞江垻 (ルジャンバ)
生産者:天空農園
精製方法:Natural(Double Anaerobic Fermentation)
品種: Catimor
Roast:French(深煎り)
Roaster:えんと珈琲豆店(東京/町田)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3ゆっくり、後半2/3早め)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc、少し荒く淹れる


町田の薬師池近くに新しくできた「えんと珈琲豆店」さんに行ってみた。


閑静な住宅街に佇む、こじんまりとしながらもお洒落な小屋。お洒落な容器に様々な深煎りの豆が入って売られていた。


ブラジル、エチオピア、マンデリン、トラジャ、タイ、コロンビアをベースに、週替わりのゲスト豆が並ぶ。


今回はゲスト豆で置いてあったペルーと中国ニュークロップを手に入れた。


漢方のような独特な香り、やや発酵した醬の香りが複雑に絡んで、それを甘さが包み込む。
苦味はキレが良く、すぐに甘さに変わる。


果実味は控えめだけど、ベリー系のような気がする。野生感あるワイニーといった感じ(?)


今年のクロップはクリーンで美味しい!
えんと珈琲の焙煎も甘くとろっとしていてマッチですね。


🇵🇪 ペルー マチュピチュ 有機


地域:クスコ地域キジャバンバ地区
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed
品種:Bourbon, Caturra
Roast:French(中深煎り)
Roaster:えんと珈琲豆店(東京/町田)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★☆☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3ゆっくり、後半2/3早め)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc、少し荒く淹れる


ペルー マチュピチュも。


甘さが際立つ。ブラジルとも違う、マカダミアとか甘いナッツ系の香りがふわっと芳る。


ボディとしては軽めで質感はさらっとしながらも、甘さが素晴らしい。



🇪🇹 エチオピア シダマ ボナ・ズリア


地域:シダマ(Zone)ボナ・ズリア(Woreda)デメカ・ベチャ(Kebele)
生産者:小農家(アイェレトゥル WS周辺)
精製方法:Fully Washed
品種:74110, 74112, 74158, 7440(ジンマ農業研究所1974/1975 耐CBDセレクション)
Roast:City(中深煎り)
Roaster:雨の日の珈琲(千葉/柏)


苦味  ★☆☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


千葉、柏の癖強いロースターさんに出会った。
ラスベガスのライブついで!


あまり飲んだことないタイプの複雑なエチオピア。1974/1975品種は経験があるけれど、シダのマのテロワールが反映されててかつ、綺麗な精製が噛み合うとこんな味わいになるのか。


カップからベルガモットのような華やかな香り、口に含むとライムを思わせるシダマらしい柑橘の果実味と皮のような苦味、その奥に洋梨のような甘さがいる。この洋梨が面白い。


そしてアフターにキャラメル感。てんこ盛り。


洋梨やキャラメルの要素はこのお店の特徴なのかもしれないけれど、えらく個性的かつ美味しいエチオピア シダモに出会えた。




🇪🇹 エチオピア シダマ ボナ・ズリア


地域:シダマ(Zone)ベンサ(Woreda)/ボナ・ズリア(Woreda)
生産者:小農家(ボナズリアWS周辺)
精製方法:Fully Washed
品種:Heirloom(原生種)
Roast:Cinamon(中浅煎り)
Roaster:Raw Suger Roast(神奈川/経堂)


レモンティーのような爽やかかつ柔らかな口当たりに、ペッパーやハーブのニュアンスが薫ってくる。


果実味は派手ではないがピーチのようなジューシーな甘さがあり、それぞれが邪魔しないクリーンな味わい。




🇪🇹 エチオピア グジ ハンベラ ベンティ・ネンカ ナチュラル


地域:グジ(Zone)ハンベラ(Woreda)ベンティ・ネンカ(Kebele)
生産者:小農家(ベンティ・ネンカWS)
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:長崎珈琲(山梨/河口湖)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5(C2で21)、20g/250cc、5湯


長崎珈琲無限リピ編。


今回は新発売のエチオピア ベンティネンカ ナチュラル。


第一印象は派手な芳香。


豆の地点で洋酒に似た発酵感のある香りが突き抜け、淹れたあともふんわり芳る。


ブドウを思わせる明るいベリー系の果実味の中に、ややライムのような、シトラス系の果実の皮に似た、苦さをともなう果実味もあるような。ワインのような味わい。


そして奥行きのどこかに山椒を思わせるスパイシーなニュアンスも感じられる。冷めてくると感じやすいね。




(Only Roasterの記事)

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