もぐら珈琲録 #9(ミャンマー/インドネシア/ウガンダ/ルワンダ/エチオピア)
#1 で基本事項や経緯について書いています。
<2023年1月~2023年2月>
🇲🇲 ミャンマー チャオクレ村 マイクロミル G1
地域:シャン州ユアンガン地区チャオクレ村
生産者:小農家(マイクロミル)
精製方法:Fully Washed
品種:Caturra(Bourbon系)
Catuai(Bourbon-Typica系)
San Ramon(Typica系)
Roast: City(中煎り)
Roaster:Freshness Coffee Roaster(神奈川/相模原)
苦味 ★★☆☆☆
酸味 ★★★☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味 ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:チャフは減らした方がいいかも
Freshness Coffee Roasterが珍しくミャンマーの豆を置いていたためトライ。
やや中煎りで酸味が先行しているけど、どぎつい訳ではなく飲みやすい。
質としてはかなり爽やかでレモン系。
ピーナッツ系の甘いナッツ感、キャラメル的な甘さとスパイシーなニュアンスもある。
チャフをどれくらい入れるかで結構味が変わる。
🇮🇩 インドネシア "マンデリン" リントンニフタ G1
地域:スマトラ島 リントンニフタ地区
生産者:小農家
精製方法:Semi Washed(Sumatran Process)
品種:Sigarar Utang(Timor Hybrid-Bourbon系)
Typica
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Freshness Coffee Roaster(神奈川/相模原)
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
苦味 ★★★★☆
酸味 ★☆☆☆☆
果実味 ☆☆☆☆☆
甘味 ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り ★★★☆☆
マンデリンらしいアーシーな香りと鋭い苦味。
このマンデリンはアフターにも苦さが残る、比較的重めなタイプ。
力強さが朝の目覚めにいい。
🇺🇬 ウガンダ マウントエルゴン AA ティピカ 有機栽培
地域:ムバレ県ブギス地区マウントエルゴン麓周辺
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed
品種:Typica
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:鳥仙珈琲(静岡/静岡市葵区瀬名)
苦味 ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味 ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り ★★★☆☆
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:やや速め(1/3ずつ均等に速度変えず)
苦味、酸味、甘味、香り、どれかが突出しているわけでも強いわけでもない、バランス型の珈琲。ボディはしっかりしていて、この個性で飲みごたえも充分。
ナッツ系の香りが先行して、わずかに柑橘系の果実味を感じる。
柔らかく優しい、クリーンな味で飲みやすい。
🇷🇼 ルワンダ キニニ ターナー AA ナチュラル
地域:ルシンガ ルリンド地区 ガシガティ村
生産者:小農家(600世帯)
精製方法:Natural
品種:Mayaguez139(Bourbon系)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:sonoda coffee(山口/美祢)
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
苦味 ★★★☆☆
酸味 ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味 ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り ★★★★☆
最近ルワンダ産珈琲で流行している(らしい?)ナチュラル製法のもの。
ブルボン系のナチュラルはまあまあ珍しい。
キニニが精製所(CWS)の名前、ターナーは責任者の方の名前らしい。
ローストアーモンドのような香りとベリー系の果実味を静かに感じる。
余韻も長くバナナ?のようなコクのある甘味が美味しい。ボディもしっかりで非常に好み。
🇪🇹 エチオピア グジ ハンベラ ゴロ・べデッサ ナチュラル
地域:ウェストグジ(Zone)ハンベラ・ワメナ(Woreda)ゴロ・べデッサ(Kebele)
生産者:小農家(ゴロ・ベデッサDSで精製)
精製方法:Natural
品種:Heirloom(在来種)
Roast:Full city(中深煎り)
Roaster:waku coffee roaster(東京/学芸大学)
[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
苦味 ★★★☆☆
酸味 ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味 ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り ★★★★★
グジ地区でもハンベラというエリアのゴロ・ベデッサDS精製のエチオピア・ナチュラル。
標高2400mという、エチオピアでも屈指の高地での栽培が特徴的。
香り高く甘い最高のエチオピア。
苦味と甘味のちょうど中間を感じるテイストに、明るく爽やかなベリー系果実味とナチュラルの発酵感。
ここまで強烈なベリー系エチオピアがあるとは、、、
山椒のようなスパイシーなニュアンスさえ感じる。
珈琲らしさを残しながらのこのフレーバーと満足度は素晴らしい、、、