もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #27(タンザニア/エチオピア/ケニア)


#1で経緯や基本的な方針について書いています。


  


<2023年12月~2024年1月>


🇹🇿 タンザニア ブラックバーン農園 ニアサ


地域:アルーシャ州カラツ県オルディアニ地区
生産者:ブラックバーン農園
精製方法:Fully Washed
品種:Nyasa(Bourbon-Typica系)
Roast:French(深煎り)
Roaster:TERA COFFEE and ROASTER(神奈川/白楽)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


焦キャラメルを思わせるほろ苦く甘いボディが美味い!焼き菓子に最高に合う。


オレンジピールやグレープフルーツのような柑橘系の酸が冷めるにつれてジューシーに。


単一品種だからか、タンザニアにありがちな曇った酸の感じがない。ここがクリーンだと全て美味しいね。


ほろ苦さ、甘さ、香ばしさ、オレンジ感、全て燻むことなく味わえる。


美味しいタンザニアだ。



🇪🇹 エチオピア イルガチェフェ G1 "ザ・セレモニー" Kochere村 ナチュラル


地域:ゲデオ(Zone)コチャレ(Woreda)
生産者:小農家, ステーション
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:City(中煎り)
Roaster:鳥仙珈琲(静岡/静岡市葵区)


苦味  ★☆☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:20g/250cc、やや攪拌


鳥仙珈琲の浅めのやつも攻めてみることに。


ベリーとシトラスの中間くらい、チェリーやプラムのニュアンスの果実味がフレッシュで美味しい。


香りは派手ではなく、味わいもクリーンな感じで、香りというより味の質感がしっかりしているタイプに思える。


俗にいう紅茶ライクという表現が当てはまりそう。
とにかく飲みやすい。




🇪🇹 エチオピア グジ ハンベラ ハバシトゥリチャ ナチュラル


地域:グジ(Zone)ハンベラ・ワメナ(Woreda)ハバシトゥリチャ(Kebele)ハバシラサ地区
生産者:小農家(ハバシラサ地区)
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:Full City(中深煎り)/ French(深煎り)
Roaster:筋金珈琲焙煎所(東京/下北沢)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★★★☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:KONO式名門フィルターMDN
温度:85℃
速度:かなり遅め(点滴でじっくり)
その他:メッシュ3.0、20g/250cc


下北沢のクセ強ロースターに行ってみた。筋金珈琲焙煎所。


深煎り特有の甘味にこだわっているお店で、低温長時間濃厚抽出しか許さないスタイル。


かなり珍しい、焙煎度の異なるシングルオリジン1種をブレンドしたSOB(Single Origin Blend)を怖いもの見たさで買ってみた。


ミルキーな口当たりとカカオのほろ苦さがファーストインパクト。じっくり抽出するため苦味も強いが、同時に甘さとタンニンを感じて美味い。


重厚なボディの奥から花の香りもふんわり抜けてくる。グジナチュラルらしさもしっかり。


クリーンとは真逆の方向でも美味しい珈琲はある。面白い体験だった。




🇰🇪 ケニア エンデベス農園 ナチュラル


地域:リフトバレー州トランスンゾイア郡キタレ地区
生産者:エンデベス農園
精製方法:Natural
品種: SL28, SL34, Batian, Ruiru 11
Roast:City(中深煎り)
Roaster:長崎珈琲(山梨/河口湖)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:メッシュ3.5、20g/250cc


長崎珈琲だいすき。


今回は珍しいケニアのナチュラルをついに飲んでみた。
前から存在は知っていたけれど、まさか長崎珈琲で飲めるとは!


黒糖を思わせる甘苦さの奥から、個性的な果実味がじわじわと染みてくる。


ストーンフルーツ系の、マンゴーを思わせるようなトロピカルな果実味が面白い。パッションフルーツのようにも思える。


ケニア特有の綺麗な酸とフルーツ感がナチュラルになるとこう変化するのか。



🇪🇹 エチオピア グジ アナソラ ナチュラル


地域:グジ(Zone)シャキッソ(Woreda)アナソラ(Kebele)
生産者:小農家(アナソラWS付近)
精製方法:Natural
品種:Heirloom
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:いつか珈琲屋(神奈川/平塚)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★★☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:20g/250cc、5湯、泡は落とし気味で濃い目に


平塚にあるいつか行きたかった「いつか珈琲屋」に行ってみた。


ブルーベリーやブドウ、カシスのような果実味と酸が突き抜けてくる。
ブドウとカシスの爽やかな感じが合わさってマスカットのようにも思える。


ボディはしっかりでスパイシーな香りも。さながらフルボディの赤ワイン。


アフターにはカカオと赤ワインの余韻が長く続く。
最近飲んだエチオピアでは断トツに美味しかった。
願わくばリピート、、、



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