もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #7(インドネシア/エチオピア/ブラジル/イエメン)


#1 で基本事項や経緯について書いています。


  


<2022年10月〜2022年11月>


🇮🇩 インドネシア "マンデリン ミトラ" G1


地域:スマトラ島 リントンニフタ, パランギナン地区
生産者:小農家
精製方法:Semi Washed(Sumatran Process)
品種:Typica
Roast:French(深煎り)
Roaster:ROSSi Roastery and Cafe(静岡/静岡市葵区人宿町)


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:88℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★☆☆☆


ロッシのマンデリン。
人生で初めて飲んだマンデリンはここな気がする。


キレのある苦味とミルキー感、チョコレート系の甘味が美味しい。


アフターにしっかりアーシー&ハーブ感。
美味しいマンデリン…



(公式Instagram)


🇪🇹 エチオピア "サン・イルガチェフ モカ"


地域:イルガチェフェ地方(Woreda不明)
生産者:小農家(モプラコ社の輸出)
精製方法:Natural
品種:エチオピア原種(Heirloom)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Daphne(東京/三田)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


豊富な水と肥沃な土壌を有するイルガチェフェ地区産の珈琲は、基本的にWashedとなる。


今回は"サン"の名を冠する通り、コーヒーチェリーの状態で天日干しにされるNatural製法のもので、最高級のイルガチェフェモカ。


一切の尖のない上等な酸。果実味というよりは、ジャスミンのような香りが上品な味わい。


そしてワインのようなモカフレーバーも、柔らかくアフターに感じる。


ほとんど紅茶のようなのに、珈琲らしい香ばしさも残っている。




🇧🇷 ブラジル イルマオス・アルベス・ピンテーウ農園 ブルボン ラウリーナ


地域:ミナスジェライス州南ミナス地区
生産者:イルマオス・アルベス・ピンテーウ農園
精製方法:Fully Washed
品種:Bourbon(Pointu Leroy)
Roast:Full City(中深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★☆☆☆


希少なブルボン・リロイ(ラウリーナ)種。


デカフェ処理をしていないにも関わらず、カフェイン量が通常のアラビカ種ブルボンの半分程度という変わった豆。


ブラジルのレユニオン島で発見された突然変異種で、流通量も極めて少量。


柔らかい甘みと控えめな苦味、ロースト香が美味しい。


キャラメルやカラメルのような風味にわずかなハーブ感を感じる。


前に飲んだインドのロブスタのような、胡麻や豆乳のようなニュアンスもあるような。麦茶のようでも。


不思議な珈琲。


🇾🇪 イエメン モカ マタリ バニーマタル


地域:サナア州バニー・マタル地区
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Typica, Bourbon(イエメン原種)
Roast:French(深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★☆☆☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


バニー・マタル地区のイエメンモカ。


今までのイエメンともまた違う個性的な味。
華やかさやフローラルな印象はなく、どことなく枯れたような味がする。


Satie coffeeによると「藁」「ドライフィグ」と表現されているが、この燻んだ味はこう表現されるのだろうか。個人的には胡麻っぽく、スパイシーさもある。


これもチョコレートのようなコクはあるが、甘味はないため感覚的には「カカオパウダー」のほうが近い。


(画像出典:自家焙煎・ネルドリップ珈琲-星霜珈琲店 公式ブログ)


🇪🇹 エチオピア アリーチャ ナチュラル


地域:ゲデオゾーン コチャレ??(Woreda)アリーチャ(Kebele)
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:エチオピア原種(Heirloom), Typica
Roast:French(深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:87℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★★☆


イルガチェフェの中でもアリーチャと呼ばれる地域のもの。


ダフニのイルガチェフェはアールグレイやジャスミンのような華やかな芳香が香る、紅茶のようなモカだった。


一方、こちらはしっかりとした苦味、ボディと、暗いベリー系の果実味、まろやかな甘味のコントラストが美味しいモカ。


フレンチまで火が入っているとは思えない果実味。
そしてSatie coffeeによるとバターというコメント。
とろっとした甘さが例えられているのかな。




(STORESサイト)

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